暑い夏に食べたいアイス。その中でも、よく見かける「バナナアイス」の原材料を裏返して見てみると、バナナという原材料は後半に登場することがしばしば…。今回は、そんなバニラアイスの常識を覆すバニラアイスをご紹介します!
本当にバナナが原料!Hakuna Bananaとは?
ほとんどのバナナアイスの原料は、乳製品、ココナッツ、ナッツミルクをベースにしてから砂糖、バナナを加えます。それと真逆に原材料の先頭にバナナが誇り高く並ぶアイス、それがHakuna Bananaです。
特徴は、乳製品、動物性原料、精製糖、糖アルコール、そして大豆を不使用であること。バナナをべースに、その他のフルーツと精製されていない砂糖を中心に作られます。
フレーバーはストロベリー、チョコレートなど全部で6種類。
一番人気の、バニラ味の原料は、このようになっています。
原材料:バナナ、ココナッツミルク、デーツ、カカオバター、バニラビーンズ、バニラエキス、バニラビーンエキス、グアーガム、塩、タラガム、シトラスファイバー
(市販する際には温度管理が行き届かない可能性があるため、安定剤としてグアーガム、タラガムを使用しているそうです。)
もちろんバニラ味に限らず、ストロベリーやチョコレートでも、バナナが原料の先頭に並びます。乳製品不使用、植物原料とは思えない濃厚な美味しさだそう!
心から食べたいものを作ったら栄養もついてきた
Hakuna Bananaには、1パイント(568 ml)にバナナが2本ほど使用されていますが、約200〜240kcalと低カロリー。食物繊維やミネラルも豊富です。
この栄養豊富なアイスブランドを立ち上げたのは、20代前半で乳糖不耐症となり乳製品が食べられなくなった2人、ハンナ(Hannah Hong)とモリー(Mollie Cha)。2人は同じ大学の卒業生で、親友だったそう。乳糖不耐症になってからは乳製品を避けた食生活が始まりました。
2人は、何年間も多くのレシピやブランドを試し、その中で出会った「バナナナイスクリーム」という凍らせたバナナとアーモンドミルク、ピーナッツバターを混ぜたスイーツに衝撃を受けます。ただ、このようなレシピはビーガンの人たちの中では一般的で、「バナナ 乳製品フリー アイスクリーム レシピ」などとgoogleで検索するとたくさん結果が出てきます。しかし、このアイスをビジネスにした人はこれまでいませんでした。
このアイスを必要とするすべての人に広めなければと思った2人は、バナナをベースにした乳製品不使用のアイスであるHakunab Bananaというブランドを作りました。
ブランド名は、ライオンキングの「hakuna matata(心配しないで)」をもじったもの。乳糖不耐症、ビーガン、アレルギーを持つ人など、多くの人が安心しておいしく食べられるアイスにピッタリのブランド名になっています。
元々乳糖不耐症の2人が作ったアイスのため、乳製品を使用しないことに重きを置いていて、取り立てて栄養成分を気にすることはなかったようですが「心から食べたいものを作ったら栄養もついてきた」そう。
Hakuna Bananaのアイスを食べるなら
日本からはオンラインでの購入が可能。
また、オアフ島のホールフーズ・マーケットでは、唯一ソフトクリームを食べることができますよ!
植物由来のアイスクリーム、今後どんどん増えそうていきそうですね。