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今回は、美味しさと環境への配慮を両立する「Endengered Species Chocolate」をご紹介します。Endangered Speciesは「絶滅危惧種」という意味。こちらのチョコレートは利益の10%を動植物の保全活動に寄付しているのです。
動植物を保護するためのチョコレート企業
「美味しいチョコレートの製造すること」と「美味しいチョコレートを持続させること」を目標に設立された、「Endengered Species Chocolate」というアメリカの企業が製造販売をしています。
1993年の設立当初から、貴重な野生生物や生息地を支援している保護団体に利益の一部を還元しながら活動を行っています。現在は「Rainforest Trust」「Alumni Partners」「Wildlife Conservation Net」「Apply to be a Partner」の4つの団体へ、直近の3年間だけでも約2億円($1,700,000 )を寄付しています。
環境への配慮、エシカルチョコレート
Endengered Species Chocolateは、利益の10%を動植物保全団体に寄付するだけではなく、商品の製造・販売についても環境へこだわっています。
Point1 フェアトレード
ガーナやコートジボワールなど、カカオ豆生産国や生産地域の生活は貧しく、貧困に苦しむ人々がたくさんいます。カカオ豆は先進国に安く買い叩かれ、加工や販売は先進国でしかされておらず、カカオ豆生産者の方が「チョコレートを見たことがない」という現実も。
そんな状態を改善するため、発展途上国の生産者が適正価格で売買することができるようにしています。
Point2 NON GMO(非遺伝子組み換え)
こちらのチョコレートには、遺伝子組み換えの原料が使用されていません。
カカオの木は特に病気や害虫の影響を受けやすく、地球温暖化などによる干ばつの影響も多いに被っています。そこで、遺伝子組み換えを行うことで、カカオの木を病気や害虫、干ばつに強くし、こうした悪い影響を抑えています。一方で、遺伝子組み換えを行うことで、食べる人への健康被害や、自然の生態系破壊も叫ばれているのです。
ネスレやダノンなど米大手企業が近年NON GMO対応を始めてニュースにもなりましたが、Endangered Species Chocolateでは、農家のカカオ生産のサポートを行いながら、NON GMOを実現しています!
Point3 グルテンフリー認証
小麦に含まれるタンパク質「グルテン」。グルテンは、小麦アレルギーやグルテンへの過敏反応などの体調不良を引き起こすことがあります。食物アレルギーが増え続ける中、グルテンフリーがトレンドを通り越して当たり前の基準になりつつあるアメリカ。Endengered Species Chocolateも、もちろんグルテンフリーで、認証も取得しています。
Point4 vegan認定(非動物性)
No Animal Products(動物性食品不使用)、No Animal Testing(動物実験を行った食品不使用)、No Animal GMO’s(動物性遺伝子組み換え品不使用)を保証する認定を取得しています。ヴィーガン(菜食主義)の人も安心して食べることができますね。
パッケージで絶滅危惧種について学ぶ

Endengered Species Chocolateには18のフレーバーがあり、それぞれ一つずつ動物がフィーチャーされています。その動物について、パッケージの内側に記載があり、その動物の生態や置かれた状況について知ることができるのです。
美味しいチョコレートであることと、エシカルで環境に配慮することをしっかり両立するチョコレート、楽しんでみてはいかがでしょうか?
Endangered Species Chocolate