健康志向が高まり、アルコールの悪影響を気にする人が増えています。日本でもノンアルコールビールなどが大きな話題になっていますよね。
今回は、パブ文化の本場イギリスで、ノンアルコールカクテル「モクテル」の火付け役となった「Seedlip」をご紹介いたします。
ノンアルコールのスピリッツ、Seedlipとは?
スピリッツとは蒸留酒のこと。
Seedlipはイギリス発、世界で初めてのノンアルコールスピリッツです。今やイギリスの高級レストランやバーでも提供され、ミシュランの公式パートナーにもなっています。
そんなSeedlipの原材料はハーブ、スパイス、果物の皮、樹皮など。なんと300年以上前の蒸留方法を参考に作られたといいます。
現在は、3種類のフレーバーがあります。エンドウ豆とハーブのブレンド「Garden 108」、スパイスや果物の皮、樹皮のブレンド「Spice 94」、かんきつ類とスパイスのブレンド「Grove 42」。それぞれに香りの特徴があり、ノンアルコールでも奥深さを感じることができるんです。
食事に合うノンアル飲料を
Seedlipは砂糖、甘味料不使用なので甘ったるくなく食事にもよく合います。
立ち上げたのは、Ben Bransonという300年以上の歴史を持つイングランド北部の農園で生まれた一人の男性でした。
自然が身近にあったBenは、自宅のキッチンで古くからあるハーブなどの研究を始めます。そんな中、1651年の「The Art of Distillation(蒸留の技術)」という本の中にノンアルコールの蒸留方法を見つけました。
ある日Benは、レストランでピンク色のノンアルコールカクテルを注文しました。食事にも合わず、飲み切れもしないものを頼んでいる自分に嫌気がさしたといいます。
そこでお酒を飲まないときの選択肢としてBenはSeedlipを生み出しました。
おすすめの飲み方
Seedlipはそのまま飲むのではなく、ソーダなどで割って飲みます。おすすめは、トニックウォーターで割る飲み方です。
Seedlip50㎖に、トニックウォーター125㎖を合わせることで簡単に作れるのえすが、Seedlipのハーブやスパイスなどの香りが口いっぱいに広がる贅沢な体験ができますよ。
公式HPにはこの他にもおすすめのカクテルがずらりと並んでいます。
ノンアルコールだから様々な場面で多くの人が味わえるSeedlip。お酒を飲む飲まないに関係なく、一緒に楽しい時間を過ごすための選択肢が増えることは嬉しいかぎりですね。