美味しくって栄養満点、でもアレルギーで悩む方も多い食べ物、卵。
今回は、卵不使用でスクランブルエッグを作ることができるJUST Eggをご紹介します。ヴイーガンの方をターゲットにしているのですが、卵アレルギーをお持ちの方にもうれしい商品ですね。
「まさに卵」…JUST Eggとは
JUST社が開発した “鶏から産まれていない卵” つまり、植物由来の卵風の液です。原料は主に緑豆(りょくとう)という豆。使われる緑豆は遺伝子組み換えをしていないものだけを使用し、健康と環境への配慮を感じることができます。
さらに、JUST Eggは栄養も十分とのこと。通常の鶏卵と同程度のたんぱく質を含んでるという点も注目を浴びています(JUST Eggのたんぱく質は植物由来)。
JUST Egg の原材料は…?
水、緑豆タンパク質単離物、搾油機で加圧したキャノーラ油、2%未満の脱水タマネギ、ジェランガム、天然ニンジン抽出物、天然フレーバー、天然ウコン抽出物(カラー)クエン酸カリウム、塩、大豆レシチン 、砂糖、タピオカシロップ、ピロリン酸四ナトリウム、トランスグルタミナーゼ、ナイシン(防腐剤)
(Science色は強めです…)
JUST Eggで作れる料理
スクランブルエッグ
①熱したフライパンに油を敷き、JUST Eggを入れる
②まわりが固まってきたらかき混ぜて完成!
玉ねぎやトマトを入れるとよりGood!ちなみにスタッフが食べてみたところ、ケチャップなど味つけをしないとちょっと…という感じです(笑)
その他、フレンチトースト、ワッフルなどのレシピがありますよ。
JUST社が考える未来への貢献
JUST Eggを開発するのは、JUST社。2011年夏にJosh BalkとJosh TetrickによってHampton Creekとして設立されました。
これまで人々のお腹を満たしてきた「安くて美味しい食べ物」が、人間の慢性疾患や地球の気候変動を加速させている。そんな食べ物業界を取り巻く不都合なシステムに警鐘を鳴らす勇敢な企業です。
卵や肉を食べるためには、鶏や牛を育てる必要がある。そして、動物を育てるためには大量の水が必要で、CO2が排出されます。環境の破壊や、動物の虐殺。こういう当たり前になってしまった食品のシステムを見直そうとしています。
▼JUST社 Impact Reportより
JUST Mayoという植物由来のマヨネーズや、お粥、クッキーなどの商品を次々と開発し、2017年12月にJUST Eggをリリース。今後起こりうるであろう地球全体での食糧危機や水不足などを危惧し、動物の代わりになる代替食品の開発を行っています。彼らのミッション(使命)は、公平で誠実な食品システムの構築することです。
食品業界のシステムを変えようとするJUST社から生まれたJUST Egg。Amazonが買収したことでも有名なアメリカのスーパー、Whole Foods でも取扱が始まっています。今後が楽しみです!