アイスが美味しい季節がやってきました。
夏はおやつにもデザートにもアイスを食べる!という方は多いのではないでしょうか?
実はアイスクリームには意外と知られていない「空気含有量」というポイントがあり、アイスの味わいを左右するんです!
アイスの空気含有量って?
空気含有量は、読んで字のごとく「アイスがどれくらい空気を含んでいるか」という意味。アイスの中の空気の量って、なかなか気にすることはありませんよね。
でも、ちょっと視点を変えると実は身近な話なんです。
アイスクリームは-18℃以下で保存される決まりです。凍っているのに氷のように固くならず、なめらかな舌触りが感じられますよね。これはアイスの中の空気が一役を買っています!
アイスの空気含有量は、「オーバーラン」とも呼ばれます。
1リットルのアイスクリームミックスに1リットルの空気を混ぜると、2リットルのアイスクリームができます。この場合のオーバーランを100%とする考え方です。
- 空気含有量が多い(オーバーランの比率が高い)場合
ふんわりとした口どけに、軽くさっぱりとした味わいになります。しかし、空気が多い分風味が弱くなり、また空気の層が熱が伝わるのを妨げるため、甘みや冷たさも感じにくくなってしまいます。
- 空気含有量が少ない(オーバーランの比率が低い)場合
風味が強く、濃厚に感じます。同時に甘みや冷たさも感じやすくなります。冷えるとしっかり冷たくなるのも特徴的です。
市販されているアイスクリームの空気量は「60%以上などのものが多く、空気量が少ないもので10%~15%」というのが一般的な状況です。
ちなみに、ソフトクリームでは形を保つために30~80%くらい、シャーベット系は20~60%くらいになっています。
空気含有量ゼロが出回らない理由
スーパーなどで購入が可能な「某高級アイスクリーム」の空気含有量は約20~30%。「某コスパ最強アイス(ラクトアイス)」も約20%程度。
風味が強く、濃厚になるのに、空気含有量を極限に減らしたアイスクリームがなかなか出回らないのはなぜででしょうか?
これには大きく2つの理由があると言われています。
1つ目は、高価な「乳脂肪分」をたくさん使用する必要があるから。
空気含有量を減らしすぎると、ねっとりとくどい味わいになってしまいます。これを解消し、なめらかな口溶けとコクを実現するのが「乳脂肪分」です。
しかし、乳脂肪分は高価。多くすればするほど値段は上がってしまうので、広く流通させるには不向きといえるかもしれませんよね。
2つ目は、濃厚にすれば原料へのこだわりが必要だから。
濃厚に感じられるからこそ、どのフレーバーでも、本当においしい原料にこだわる必要がありますよね。しかし、原料へこだわることも、アイスの値段を上げてしまいます。例えば、日本で一番人気の「バニラ味」。実は、日本で市販されているバニラアイスには「合成香料」や「香料」が使われることが多く、天然のバニラを使った「バニラ香料」や「バニラビーンズ」そのものが成分表示に記されていることは稀です。(香料だけ書かれているものは、人工香料です。)
これは、バニラの需要拡大、生産国マダガスカルでの災害などが重なって、バニラビーンズは銀よりも高値で取引されるくらい高価な代物になっているためです。濃厚にすると必要になってくるバニラは入手困難なんです。
空気含有量ゼロを実現したアイス
今回、snaq.meで空気含有量ゼロを実現したのが「リアルバニラアイス〜Zero Air〜」です。
「Zero Air」とネーミングにもなっていますが、リアルバニラアイスの空気含有量は0.01以下。つまりほとんど空気を含みません。
特徴1:乳脂肪分を15%と、高く設定
市販で購入できるアイスの中には、空気含有量を増やして乳脂肪分を減らしたアイスミルクやラクトアイスと呼ばれる(=アイスクリームではない)商品も多いのですが、リアルバニラアイスではふんだんに乳脂肪分を使うことで、なめらかな口溶けと濃厚なコクを実現しました。
特徴2:「バニラ香料(=バニラビーンズ)」を使用
バニラが非常に貴重な現在、香料・合成香料を使用している製品が多いのですが、リアルバニラアイスではマダガスカル産のバニラビーンズを使用して、本物のバニラのナチュラルな優しい香りを味わえるアイスに仕上げています。
また、空気を含まないことにより濃厚な味わいとなることで、砂糖での甘味づけを減らすことができ、よりバニラ本来の香りを味わうことができるようになっています!
さらにsnaq.meのこだわりとして、砂糖にはてんさい糖を使用。角のない甘みが感じられます。乳化剤、安定剤などの添加物も不使用で、後味の余韻をすっきりと、長く味わうことができますよ。
空気含有量ゼロアイスの食べごろは?
空気含有量ゼロのアイスは、非常に密度が高いため、冷凍庫から出した直後はカチカチに硬くなっています。そんなときは少しだけ常温でお待ちください。アイスの縁がじんわーりと溶けてきたくらいが食べごろ!
ただし、空気の含有量が少ない = 空気層による断熱効果が低いため、溶けるのはとっても早いんです!しっかり様子を見て、美味しいタイミングで召し上がってくださいね。