バウムクーヘンは2019年で日本上陸100周年を迎えます。
コンビニやケーキ屋さんなど、どこでも手に入り、いまや日本でお菓子の定番となっているバウムクーヘン。小腹が空いたときに食べているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、
実はほとんどの人が「ホンモノ」のバウムクーヘンを食べていないということをご存知でしたか?
ホンモノのバウムクーヘンとは?
バウムクーヘンの本場ドイツには、国立ドイツ菓子協会という団体があり、
バウムクーヘンの基準が厳密に定められています。
その基準とは、
・油脂はバター以外(ショートニングなどの代用油脂)を使用していないこと。
・ベーキングパウダーを使用していないこと。
・「バター、小麦、砂糖」1に対して、「卵」を2とすること。
・乳化剤、人工香料などの添加物を使用していないこと。
これらの厳しい条件をすべて満たしたものだけがバウムクーヘンとして認められるのです。
しかし、日本で実際に「バウムクーヘン」として売られているものを見てみると、
写真のように日本で市販されている「バウムクーヘン」には、ショートニングや多くの添加物が含まれています。
広く流通させるためには、どうしても必要なんですよね。また日本人がフワフワのバウムクーヘンを好むが故に本来使用しなくても良い添加物が使用されるという側面もあります。
これが日本に本物のバウムクーヘンがほとんどない理由です。
ホンモノのバウムクーヘンが日本で手に入る!
それがスナックミーの「本物のバウムクーヘン」。バイヤーが1年以上かけて開発した自信作です。
ご協力いただいたのは、石川県にあるバウムクーヘン専門店「メルヘン日進堂」さん。創業は大正2年(1913年)今年の2月で106周年目を迎えた老舗中の老舗です。
材料を全部一度に入れてかく拌する製法の「オールミックスイン製法」(簡単に大量にできる製法)ではなく、
昔ながらにドイツに伝わる伝統製法、いわゆる「別立て製法」で行っています。これは卵黄と卵白を別々に泡立てる方法。卵黄のもつ乳化性(水と油を混ぜる作用)と卵白のもつ起泡性が、生地をしっとりふんわり作り上げてくれます。
卵白と生地のあわせ具合、その日の気温、室温等でも仕上りに影響するため、職人の勘と技術が必要不可欠となります。
また、スナックミーのこだわりとして、白砂糖ではなく身体にやさしいきび糖を使っています。
職人さんが2時間つきっきりで手動で生地をお玉ですくい、上からかけて焼き上げるため、一層一層を薄くしっかりと焼き上げられます。
そうすることにより、重厚感があり、でも硬くない生地が完成します。
口に入れた瞬間は一口食べるとまず重厚感のある食感、そして優しい卵の味わいを感じることができます。噛んでいると、だんだんときび糖のまろやかな甘味が強くなってきて、そして最後は、卵と小麦、きび糖のシンプルだけど奥行きのあるすっきりとした後味を感じることができますよ。
バウムクーヘン日本上陸100周年という記念の年に、
「ホンモノのバウムクーヘン」を召し上がってみてください。